ごあいさつ

当院では体格、気質、愁訴、症状に応じて治療・施術を行なっております。

 

鍼灸院では、運動器(筋肉・関節)の急性疾患、坐骨神経痛・五十肩・関節痛などの慢性疾患だけでなく、妊産婦の諸症状(つわり・逆子・腰痛・腱鞘炎など)、更年期障害、気分障害、脳血管障害後遺症の治療・緩和を得意としております。

 

整骨(接骨・ほねつぎ)院では捻挫・ぎっくり腰・脱臼・骨折などの急性疾患や外傷。

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治療方針

日本伝統医学や東洋医学では、元来より「四診合参」というものを重んじてきました。

四診とは、以下の望・聞・問・切の4つから成る診察法のことです。

 

望診とは

 視覚により顔貌や舌様、容姿および個々箇所を観察すること

聞診とは

 聴覚と嗅覚により声や体臭などの異常を察すること

問診とは

 愁訴について、その成り立ちや現状を詳しくたずねること

切診とは

 脈を見て腹部、背部や手足を触診すること

 

 当院では、この四診により個々に得た疾病の性質・状態を認識し「四診合参」により判断して「弁証論治≒治療方針」を導き出します。

 

 さらに運動学・生理学・免疫学・一般医学(整形外科学・内科学など)の知識を統合することにより個別のオーダーメイド治療および早期判断・転医(医師への紹介)など、個人をトータライズして診る施術・治療を心がけています。

 

 また、知識の統合はエヴィデンスを、四診ではナラティヴに重きをおいたEBT:Evidence Based TherapyやNBT:Narrative Based Therapyといった考え方を根幹としています。

 

鍼灸について

鍼灸とは?

 鍼灸治療は、約3500年前の中国に由来し、最も一般的に用いられている世界最古の治療法の一つです。約30年前に世界的に脚光を浴びました。伝統的な中国医学では、人体に約2000もの経穴があり、それらは主に20系統(正経十二経脈、奇経八脈)と呼ばれる経絡で接続されているとされています。これらの経絡は、気(エネルギー)を体の表面と内臓に伝える役割があります。各経穴は、経絡を通る気(エネルギー)の流れに対して異なった様々な効果があります。


 気は、身体のバランス調整をおこなうと考えられており、宇宙と人間の体内で、正と負のエネルギーや力を表し、陰と陽の相反する力の影響を受けているとされています。


 鍼灸治療は、全身の気の流れを正常にし陰と陽のバランスをとることで、心身の健康を回復させるようにします。

 

 どのように作用しますか?

 鍼灸治療は、いくつかの学説によりどのような作用があるか正確に示されています。


 一説によると、痛み刺激は様々な「門」で、脊髄や脳の領域に到達するのをブロックされていて(ゲートコントロール学説)、経穴の大部分は神経構造のいずれか(または神経近くに配置される)に連結されるので、結果的に神経系を刺激するということを示しています。


 また、別の理論では、鍼灸治療が身体を刺激することで、エンドルフィンと呼ばれる麻薬様物質を生成し痛みを軽減すると示しています。
さらに他の研究では、オピオイドと呼ばれる疼痛緩和物質が鍼灸治療中に体内に放出されることを発見しました。

 

 鍼灸は痛いですか?

 皮下注射針とは異なり、鍼は、毛髪の程の細さで堅くしなやかで、皮膚を切るような形ではありません。また、治療内容や部位に応じて数ミリから数センチ刺入します。これは一般的な皮下注射針よりもはるかに浅いレベルといえます。


 鍼灸は感じ方が人によって異なります。ほとんどの人は鍼が刺入される際に微小な痛みを感じます。一部の人は興奮感を感じ、ある人はリラックス感を感じます。もし、あなたが鍼刺入時に強い痛みを感じた場合、それは手順が不適切に行われている(瞬間的に刺入できなかった場合や毛穴に刺入してしまった場合など)徴候である可能性があります。

 

 鍼灸は安全ですか?

 必要な学問を修め、はり師・きゅう師の国家資格を有し訓練された鍼灸師が実践すると鍼灸治療は非常に安全です。ヘルスケアシステムとして鍼灸治療は、すでにいくつかの固有の安全管理規定があります。治療には薬物を用いないため、薬を服用し副作用に苦しむことを心配する必要はありません。また、薬が適切に投与されていれば、鍼灸治療には何の問題もありません。
ただし、以下の場合は治療を受ける前には鍼灸師に通知する必要があり、一定の条件があります。


 あなたがペースメーカーを使用している場合、例えば、この時あなたはペースメーカーと電磁波干渉の可能性に電気針を受けてはなりません。
 また、容易に痣(アザ)ができたり、出血したりする傾向がある場合や血友病である場合は、医師の診察や許可を検討する必要があります。

 

 どのような症状に効果がありますか?

 1970年代後半に世界保健機関(WHO)において、鍼灸が約48の病気、症状、疾病に対して治療効果があると認められています。(鍼灸 はり・きゅう参照)


神経筋骨格(例えば、関節炎、神経痛、不眠症、めまい、首/肩の痛み)、感情的、心理的な障害(例えば、うつ病や不安など)、循環器疾患(例えば、高血圧、狭心症、動脈硬化症や貧血など)、呼吸器疾患(例えば肺気腫、副鼻腔炎、アレルギーや気管支炎など)、胃腸状態(食物アレルギー、潰瘍、慢性の下痢、便秘、消化不良、腸の弱さ、食欲不振および胃炎)、アルコール、ニコチンおよび他の薬剤への依存症など。


 また、1997年には、NIH(アメリカ国立衛生研究所)が発表したコンセンサスステートメント(総意見解)では、鍼灸治療が、中毒、頭痛、生理痛、テニス肘、線維筋痛、筋筋膜痛、変形性関節症、腰痛治療、手根管症候群と喘息に対して併用または単独で有効であることが示されました。


 さらに他の研究では、鍼灸治療は、脳卒中患者のリハビリに有効であり、麻酔手術後の吐き気を和らげることができることを実証しています。

 

 はじめて受診するときは何をしますか?

 ほとんどの医療と同じように、鍼灸を受ける際には通常、詳細な問診を取ることから始まります。伝統的な中国医学は西洋医学よりも、患者のケアに、より総合的なアプローチを行うので、あなたは症状とは一見関係のない(睡眠習慣に関する質問、暑さや寒さ、食習慣など)ことを問診することがあります。 東洋医学全般についていえることですが、これらの問診はあなたの必要なケアを判断するために必要不可欠なものであり、これにより適切なアプローチが可能となります。

 

 あなたの既往歴(いままでに経験したことのある病気やケガの状況)を確認した後、鍼灸師はあなたの病気(身体の状態)の診断を開始します。伝統的な中国医学の主要な診断技術 - あなたの状態に応じて、舌診(舌の形状・質感・色味など)、脈診(脈の性状・強弱など)より診断することができます。

 

 既往歴(問診)と諸検査で得られた情報のすべてを統合し、鍼灸師は個別に症状の原因を特定し、症状に応じて鍼・灸が身体の特定の経穴に刺入・配置されます。


 鍼灸は、治療効果を増進させるために電気刺激を併用することもあります。

 あなたの症状に応じて、最初の初診時には、30~90分かかることがあります。そして、症状に大幅な改善がみられるか、症状を治すために、何度か通院してもらう場合があります。


 そして、医療における治療計画と同じように鍼灸の治療計画が実行可能かつ合理的であるということを確認してください。


 また、あなたが特定の技術や治療の種類を理解していない場合は、「いつでも」「何でも」尋ねるようにしてください。

 

 

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